車の中はお花の香りが一杯です。
午後になって 雨の降り出した川口でした。
その前にお庭のお花をカットして
施設に入った義理の母に持って行こうと。
やっぱり便利ですね!
お庭にお花があると。
直ぐに花束になる。
急いで開ききっていない
なるべく開いたばかりのお花をカットして
水揚げしながらジャム瓶に入れて
持って行ってきました。
母は華やかなお花が好きでした。
自宅の庭で、野ばらも沢山育てていて
私も昔良くもらいました。
93歳、初めて施設に入って
初回に行った日には
寂しそうにうなだれていて
私と逢った途端に泣いていたけど
私も泣いちゃいましたけど。
あれだけ家にしか居たことのない
まわりの人ともあまり交流の無い
母なので、さぞかし心細い想いをしたのだろうと。
義理の姉が今まで母の介護を一生懸命してくれてて
おかげさまで私は仕事もできて
あまりお手伝いは出来てませんでした。
でも何でも一人で一生懸命な姉が最近体調を崩してしまい
母が施設に入りました。
家が一番好きな人だったので
「ごめんね」って、いう想いでした。
でも、今回で逢いに来たのは2回目ですが
母は家にいる時よりも元気に見えた。
車椅子を上手に使い
トイレにも行っていた。
「凄いな、お母さん車椅子も使いこなして上手」
母は、「こんなの上手く出来るようになったらお終いだね」なんて
言っていたけど。
人の慣れって、凄いですね!
家にいるより、安心して生活してて、
自立した様にも感じました。
やはり生活しやすい環境を
整える事は必要なんだと。
母を見て感じました。
「帰りたい」とはもう
今日は言ってなかった。
老いてるという事を自分なりに認めて
生活しようと覚悟した様子
私の持って行った
大きな芍薬のお花を手にとって見たら
「良い香りだね」
「お水を退かしてテーブルに置いて」
って、嬉しそうでした。
昔の母でしたら
この花は何?とか
興味があったはずだけど
今は良く見えてるのかも?わからない。
でもうれしそうだったからね!
今度は「アンパン買って来て!」って
言われました。(笑)
「また来てね」って、何度も言ってたな。
子供にどんどん還っていく母でした。